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養育費が支払われないシングルマザーのお金の話(序章)

メイ

元夫に不倫サレて離婚、シングルマザーとして3歳の娘エリを育てています。

不倫発覚→別居からもうすぐ2年になりますが、元夫は別居中の婚姻費用も離婚後の養育費もろくに支払っていません。
それどころか、別居後も私名義のクレジットカードの家族カードで十数万~数十万円の決済を無断で繰り返し、その支払いを私に押し付ける始末。
婚姻中、いや交際中から元夫は本当にお金と時間と約束にルーズな人でしたが、根本がだらしない人間と関わってしまうと本当に苦労するということを痛感しています。

私は新卒時からしていた仕事を辞めてすぐに妊娠し、妊娠中はつわりがひどく身体のトラブルだらけで新たに仕事をすることはできませんでした。
元夫は、仕事を軌道にのせて自分が支えていく、と言いはしたものの、まぁ口先だけの男なので妊娠以降は本当にお金に苦労しました。
なんならこの頃から不倫し始めていて、全然仕事してないどころか女にお金を使っていたことが判明した時の憤りの深さたるや。

うちは完全にキャッシュレス派だっだので、カードの引き落とし日にまとめてすべての支払いがくるスタイルだったのですが、元夫にはとにかく”期日”という概念がありませんでした。
当時元夫はフリーランス、受けた仕事の報酬がばらばらと入ってくる訳ですが、まぁとにかく杜撰。
何の管理もしてない。

メイ

引き落とし27日だよ。〇〇万円だけど大丈夫?

メイ

今月の引き落としは〇〇万円だよ。〇〇の報酬の振り込みいつだって?

メイ

まだ振り込まれてないの?何日に振り込まれるか確認してくれる?

引き落とし前に何度も何度も何度も何度もリマインドして、確認して、そして結局間に合わない。
それも少しでも言い方を間違えるとブチ切れておおごとになるので、機嫌がいい時を見計らって角が立たないように優しく丁寧に丁寧に支援してあげないといけませんでした。
私のカード、私の信用を何だと思ってるんだ…
おまけに間に合わなかったことを必ず他人の所為にするまでがワンセットです。

間に合わなければどこかから補填しないといけないので、私の退職金も独身時代の貯金もすぐになくなりました。
積み立ての保険も解約して生活費に充て、さらにクレジットカードでキャッシングもしました。
死にかけながらエリを出産した月ですら自分できちんと用意してくれておらず、私が出産直後の瀕死の身体で工面したことは絶対に絶対に一生忘れません。

ちなみに、2020年に借りたキャッシングの返済が今月ようやく終わります…!
私、頑張った。

元夫は自分を良く見せる方法だけはわかっているので妊婦検診とかについてきたりします。
さも妻を献身的にサポートする夫みたいな顔して。
でも支払いに関してはスルーなので、私はどんどん減っていく自分の貯金から診察代を支払っていました。
トラブルが多かった上に妊娠関連の診察は保険がきかないことも多く、費用はかさみ、次第に貯金は底をつき、最終的にはメルカリで独身時代の物を売って捻出していたほどでした。
でもそんなこと両親にも誰にも言えなくて、常にお金の不安がつきまとって、妊娠中は本当につらかった。

ベビーベッドもベビーカーもチャイルドシートも親戚におさがりをもらい、布団や肌着や洋服、細々としたものは両親が一式買ってくれました。
その間、元夫は不倫相手と食事に行き、ホテルに行き、旅行に行き、誕生日プレゼントを買っていました。
ちなみに私の誕生日には何も用意してくれていませんでした。
じゃあこれ買ってよ!とねだって、自分では買えなかった4,000円ぐらいの腰痛ベルトを買ってもらって、あの時すごく嬉しかったんだよなぁ…。

元夫は、表向きはいい夫みたいな風でした。

無痛分娩一択でしょ!
命がけで産んでもらうのに、ダメとかいう男の気が知れない!
出産費用ぐらい何とかするからお金の心配はしないで最善の方法を選ぼう!

元夫

そんなことを言ったりする人でした。
経済的な状況を考えると正直私は極力お金をかけずに済ませたいという気持ちがありましたが、身体があまり丈夫ではないためにやはり無痛分娩を選択することにしました。
しかし実際には緊急帝王切開となってしまい、支払いはさらに高額に。
私は産後瀕死の状態で入院費のことが気になって気になって仕方なかったのですが、肝心の夫は退院が近付いてもその話題に一切触れてこない。
これは怪しいな…。

メイ

明日支払いだけど、入院費って準備してくれてるんだっけ?

退院前日に恐る恐る聞いてみると、

あぁそれなんだけどさー、〇〇の振り込みが遅れてて月末になるっていうんだよー。
マジふざけんなって話なんだけどさー。

元夫

私はほほ笑んで話題を変え、元夫が帰った後に両親がくれた出産祝いの封筒を開けました。

ちょっと聞いてほしいことが滝のように溢れ出てきすぎて全然本筋に入れません。
それにしても改めて文字にすると改めてただのクズですね。
弁解ではないのですが、私はこのクズ行動を全面的に受け入れていた訳ではありません。
気が遠くなるほど毎度毎度、元夫の気持ちを聞いて自分の想いを伝えて少しでもわかり合えるようにと努めていました。
普通の人とは少し感覚が違うけど、でもこの人と一緒に生きると決めたんだからと向き合い続けてきました。
今となっては元夫のことを間違っても褒めたくはないのですが、元夫は人にはないものをもっている人だと思っていました。
いろんな意味でそのことに間違いはないんですが。
自分には全く備わっていないものをもっていることへのまぶしさもあり、単純にこの人を応援したいという気持ちもありました。
そういう想いで、どんなに絶望しても諦めずに向き合い続けてきたはずだったんですけどね。

次回も私の心の膿の排出が続きます。

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